腰痛の症状
痛みやお身体の不調、違和感をかかえたまま、日常生活を送っていらっしゃいませんか?
腰痛を治すために、いろいろ試していらっしゃいませんか?
腰痛を緩和するために、当院は鍼灸治療を行っています。
当院では、症状をお聞きして「脈診」を行い、「鍼や灸」で施術します。 これまでの経験と脈診から得られた状態をもとに、患者様のお身体のためと、腰痛の緩和を目指します。
当院の腰痛の治療にご興味があれば、是非お読みください。
腰痛とは
腰椎を中心に左右どちらか、あるいは両方に痛みが出ます。
また、仙骨・腸骨の関節(仙腸関節)に痛みが現れます。
腰痛の原因
腰部の靱帯・筋肉の緊張状態によるその原因としては、デスクワークなど座りっぱなしや立ちっぱなしの同じ姿勢を長く続ける必要性がある場合や、冬場・季節の変わり目・夏のエアコン・寝冷えなどで冷えてしまい、痛みに影響してしまいます。
また、慣れない事をし始めた時(ヨガ・体操・ストレッチなど)、隣の人が自分よりも年上なのに上手に出来ているのを見ると、「負けていられない」「自分も出来る」と張り切ってしまい、無理をしてギックリ腰になったりします。
掃除機をかける時や顔を洗う時の中腰の姿勢でギックリ腰になったりする事もあります。
腰痛の緩和
無理のない程度の運動をして、筋力を付けましょう。
例えば、歩く・立ったり座ったりの反復運動・階段の上り下りの反復運動等で足腰を鍛えるなどです。
腰部は冷やさないように気を付けてください。
お風呂で温まった時、逆に痛みが増す場合は、温めてはいけません。
なるべく仰向けで寝ないでください。
仰向けで寝ると、その間に内臓が腰の筋肉を圧迫して、血流を悪くすることがあるそうです。
寝相の良い人は、朝起きる時に腰痛が強くなる方が多いように思います。
出来れば横向きで寝られてはいかがでしょうか。
腰痛への施術内容
当院の鍼灸治療は「脈診」に基づいて鍼と灸を使って施術を行います。
腰痛を緩和するには、まずは問診・聞診をさせていただきます。舌診や脈診、経絡を使ってお身体の状態を調べて得た情報をもとに、腰痛のための鍼や灸を施します。全身と局所の各治療があり、症状の度合いや患者様のお時間等のご都合で必要な鍼灸治療を見極めて施術します(全身と局所では治療にかかる時間の違いあり)。
小児向けも行いますので、お子様のご来院もご相談ください。
腰痛の症状と鍼灸治療
<急に腰痛が強くなる>
[症状]
3日前の朝、急に腰の痛みが強くなった。
右足ふくらはぎがしびれる。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、腰の状態を調べると、もともと循環が悪いところに、風寒の外邪(冷え)が影響している様で、右足抹消神経にも同様の影響がありました。
まずは風寒の外邪を取り除くように鍼とお灸で治療を行いました。
5日後の第2診では、まだ少し風寒の外邪の反応が残っているようなので、同様に鍼とお灸で治療を行いました。
以後、痛みが出る時には来院されています。
<右臀部が痛む>
[症状]
5日前、頑張って草刈りをして、右臀部が痛む様になった。
左の腰痛も同時にある。
ずっと立っていると、右足の裏がシビれている。
8年前に、心筋梗塞の為ステントを2本入れている。
13年前、左膝の痛みで治療にお越しになっていた時には、腰痛はありませんでした。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて右臀部(右股関節)周辺の靱帯・筋肉等の緊張状態を調べました。
靱帯・筋肉はかなり強く緊張しているので、緩めるように鍼とお灸で治療をしました。
8日後の第2診では、右股関節周辺の靱帯・筋肉の筋肉は緩んでいる反応はありましたが、まだ強めでした。
更に7日後の第3診では、右股関節周辺の靱帯・筋肉の緊張状態はかなり緩んでいる反応があります。
更なる安定を目指し、鍼とお灸で治療しました。
2週間後の第4診では、右股関節周辺の靱帯・筋肉の緊張状態は前回よりも緩んでいる反応でした。
以後、2週間に1回の鍼とお灸の治療を継続されています。
<腰をひねった時、急に痛む>
[症状]
昨日腰をひねった時に腰が急に痛むようになった。
首こり・肩こりがあり、偏頭痛もある。
イライラする。目が疲れる。頻尿がある。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて腰について調べました。
腰は軽度のギックリ腰の形になっておられ、靱帯・筋肉の緊張状態が強かったので、腰を中心に鍼とお灸で治療を行いました。
<足を伸ばした状態で物を取った時にグリッとなった>
[症状]
昨夜足を伸ばした状態で物を取った時にグリッとなった。
右腰部が痛む。
右大腿外側にも以前より痛み、左膝も痛む。
目が疲れやすく、肩こりが強い。
頭痛はない。身体がだるく、疲れやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて腰の状態を調べました。
腰は中程度のギックリ腰でした。
腰の筋肉等の強い緊張状態を取るように鍼とお灸で治療を行いました。
3日後の第2診では、ギックリ腰の反応はほとんど無くなりました。
更に1週間後の第3診では、ギックリ腰の反応は全く無くなりました。
もともとの腰の弱さや、肩こり、膝などの緩和を目指して鍼灸治療を継続されておられます。
<ひどい風邪を引いた後の腰痛>
[症状]
10月にひどい風邪を引いた。
その後腰が痛む。特に左臀部から足裏にかけて痛み、寝ても立っても何をしていても痛む。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて腰や左足の状態を調べました。
症状が出て日数が経っていましたが、まだ風邪を引いた時の影響が腰や左足の末梢神経に残っていました。
まずは風邪の影響を取り除く様に、腰や左足の末梢神経の緩和と共に鍼とお灸で治療を行いました。
週1回の治療での第5診では、風邪の影響は取れていました。
腰や左足末梢神経の状態と全体的な身体の緩和を目指して、鍼灸治療を継続されておられます。
腰痛のまとめ
腰痛については、さまざまな要因があります。生活習慣、加齢、病気に由来するものなど…
腰痛を緩和して快適な生活を取り戻すためには、早めの腰痛の治療を行うことが大切です。
鍼灸治療は長い歴史があり、鍼灸の施術として「不定愁訴(なんとなく体調が悪い)」にあてはまる症状などは、鍼灸治療で緩和する可能性があります。
鍼灸院では、患者さんが来院されたら、まずは来院されるきっかけになった症状や部位、発症の原因や経過、その他にも色々なことをお聞きし、その後、脈診・腹診・舌診などの東洋医学的検査、さらに法的に可能な西洋医学的検査も実施します。それらから鍼灸の適応か否かの判断をし、病状や体質の診たてを行った後に、適切な経穴に鍼や灸を施します。
大まかに言うとこのような治療の流れがありますが、古来より日本の鍼灸治療には流派のようなものが様々にあり、それぞれの鍼灸師が学んできた流派の教えに則って東洋医学的な診たてを行います。また施術に関しても同様に、経穴の選択、鍼の刺し方・灸のすえ方など、それぞれに良いとされる方法で行います。
(公益社団法人 日本鍼灸師会のサイトより一部を引用)
腰痛は鍼灸治療で症状の緩和が見込めますので、気にかかることがありましたら、お気軽に「ご予約やお問い合わせ」ください。