うつ病の症状
痛みやお身体の不調、違和感をかかえたまま、日常生活を送っていらっしゃいませんか?
うつ病を治すために、いろいろ試していらっしゃいませんか?
うつ病を緩和するために、当院は鍼灸治療を行っています。
当院では、症状をお聞きして「脈診」を行い、「鍼や灸」で施術します。 これまでの経験と脈診から得られた状態をもとに、患者様のお身体のためと、うつ病の緩和を目指します。
当院のうつ病の治療にご興味があれば、是非お読みください。
うつ病とは
抗うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、食欲低下、不眠などの症状です。
うつ病の原因
セロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミンなどの脳内の三大神経伝達物質の働きが悪くなっていると考えられているようです。
セロトニンが不足すると、精神のバランスが崩れ、暴力的になったり、うつ病を発症する原因になったりするそうです。
また、ストレスを感じると、コルチゾール(副腎皮質ホルモン)が分泌される。このコルチゾールが脳の海馬を委縮させるそうです。
うつ病の緩和
不安やストレスの原因から離れましょう。
脳神経伝達物質のセロトニン(幸せホルモン)は、土の中に生息するバクテリアによってセロトニンを増やす効果があるとされています。土遊びや畑作業をすることも良いのではないでしょうか。また、動物と触れ合うことで「心地良い」と感じると、脳からオキシトシンというホルモンが分泌され、ストレスホルモン”コルチゾール”の分泌を抑える働きがあるそうです。犬や猫など好きな動物と一緒に過ごすのも良いのではないでしょうか。
うつ病への施術内容
当院の鍼灸治療は「脈診」に基づいて鍼と灸を使って施術を行います。
うつ病を緩和するには、まずは問診・聞診をさせていただきます。舌診や脈診、経絡を使ってお身体の状態を調べて得た情報をもとに、うつ病のための鍼や灸を施します。全身と局所の各治療があり、症状の度合いや患者様のお時間等のご都合で必要な鍼灸治療を見極めて施術します(全身と局所では治療にかかる時間の違いあり)。
小児向けも行いますので、お子様のご来院もご相談ください。
うつ病の症状と鍼灸治療
<漢方・睡眠導入剤を服用するが、なかなか思うような睡眠が得られない>
[症状]
眠れないため、漢方・睡眠導入剤を服用するも、仕事が不規則でなかなか思うような睡眠が得られなく、仕事を休職中。
腰痛・肩こりがある。
高血圧、イライラする、やる気が出ない、眼が疲れる。
不安感があり、身体がだるい、疲れやすい、食欲がない。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて睡眠・腰・肩などの状態を調べ、治療を進めていきました。
身体は精神的な緊張状態が強かったです。
第5診では、精神的な緊張も緩み、少しずつ睡眠も安定しているとのことでした。
2月には仕事に復帰されました。
仕事は交代制で、夜勤もあり大変とのことでした。
以前は薬を服用しても困難であったが、現在も薬を服用はしているものの、眠れているとのことで喜ばれております。
春は気が変動する時期だったり、仕事への不安(不規則など)等と悪条件の中で、良い結果が出ていると思い、更なる良い状態を目指し、診断して治療を行っています。
<うつ病で、抗うつ剤を服用>
[症状]
頸・肩・腰と全身が凝る。
うつ病で、抗うつ剤も服用。
やる気が出ない、眼が疲れる、不安感がある。
朝起きが辛く、身体がだるく、疲れやすい。
頻尿で下痢しやすい。
強い刺激が苦手との事。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えてうつ病、腱・筋肉の緊張状態などを調べ、鍼とお灸で治療を行いました。
最初は、強い刺激が苦手との事で鍼の本数を少なくして、治療回数を重ねる毎に少しづつ鍼の本数を増やして治療を行うようにしました。
治療に来られた時に、胃が痛むと訴えられたため胃を調べてみると、胃には緊張状態があり、その治療も一緒に行いました。
次に来られた時には、胃の痛みは緩和されていました。
あの時は少しの刺激しかしていないのに、やはり敏感な方のようで、改めて刺激量(鍼の本数など)を考慮しながら治療を行うように心掛けました。
現在も更なる向上を目指し、鍼灸治療を継続されておられます。
<うつ病と診断。 無気力で、朝立ち上がる事が出来ない>
[症状]
病院でうつ病と診断される。
無気力で、朝立ち上がる事が出来ない。
考えがまとまらす、身体が重く動きにくい。
肩凝りがあり、仕事でパソコンを使うと手が震え、現在休職中。
眼が疲れる、味が無い、疲れやすい。
食欲が無く、量が食べれない。
下痢しやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えてうつ病・意欲等を調べ治療を行いました。
最初あった意欲に関する強い気虚(気が少ない状態)は、1週間に1度の第4診では消失するも、以後軽い気虚の状態は時折出現しました。
少しづつではありますが、身体がだるい等の症状は改善されるも、眼が疲れるという症状は残りましたので、
眼の疲れに対し、一層の配慮を加え、治療を行いました。
2ヶ月、午前中だけ仕事に復帰し、3ヶ月後には完全復帰されました。
<不安が強く、うつ病と診断。 やる気が出ず、仕事も以前のように出来ず、そのことでまた落ち込む>
[症状]
不安が強く、心療内科を受診され、うつ病と診断される。
やる気が出ず、仕事も以前のように出来ず、そのことでまた落ち込む。
朝起きが辛く、身体がだるく、疲れやすい。
声がかすれる。
便秘をしやすく、出る便は下痢である。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。
加えて、うつ病に関する事・意欲等を調べ、治療を進めました。
治療を始めた頃は、週2〜3回程度患者様からのお電話でのご予約で治療を行いました。
やや回数が多いかとは思ったが、不安の表れであろうと治療を行いました。
徐々に気持ちも前向きになり始め、ゴルフにも出掛けられるようになられました。
仕事には慎重であるが、順調にこなせる様になってこられ、受診回数も減ってきました。
週2〜3回の治療が、2ヶ月後には1回となり、3ヶ月後頃には2週間に1回、6ヶ月後頃には3〜4週間に1回の治療で安定し、仕事にも取り組んでおられます。
<うつ病で、メニエール、起立性調節障害もある>
[症状]
2年前より、うつ病を発症。
メニエール、起立性調節障害がある。
5年前、第一児出産。
産後、アレルギーが強くなり、喘息も発症。
何かあると下痢をしやすい。よく風邪を引く。
胃が痛み、吐き気がある、イライラする。
朝起きが悪く、身体がだるい、疲れやすい。
腰痛がある。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて、うつ病に関する感情・意識等の中枢を調べ、また、胃や腸の状態と、胃や腸に関わる過敏性等を配慮しながら治療を行いました。
この方は不安が強く、すぐに弱い胃腸に影響してしまいます。
すると、食欲もなくなり、身体は疲れやすい・だるい等の症状が現われてしまいます。
よって、うつ病の中枢等と、胃腸の弱りを補いながら安定性をはかり、心と身体の元気を付けるべく治療を進めていきました。
治療する事数回後、帰りに一人でお店に寄って食事をする様になられ、身体は少しづつ元気になられました。
約8ヵ月後、仕事を始められ、治療を終えました。
うつ病のまとめ
うつ病については、さまざまな要因があります。生活習慣、加齢、病気に由来するものなど…
うつ病を緩和して快適な生活を取り戻すためには、早めのうつ病の治療を行うことが大切です。
鍼灸治療は長い歴史があり、鍼灸の施術として「不定愁訴(なんとなく体調が悪い)」にあてはまる症状などは、鍼灸治療で緩和する可能性があります。
鍼灸院では、患者さんが来院されたら、まずは来院されるきっかけになった症状や部位、発症の原因や経過、その他にも色々なことをお聞きし、その後、脈診・腹診・舌診などの東洋医学的検査、さらに法的に可能な西洋医学的検査も実施します。それらから鍼灸の適応か否かの判断をし、病状や体質の診たてを行った後に、適切な経穴に鍼や灸を施します。
大まかに言うとこのような治療の流れがありますが、古来より日本の鍼灸治療には流派のようなものが様々にあり、それぞれの鍼灸師が学んできた流派の教えに則って東洋医学的な診たてを行います。また施術に関しても同様に、経穴の選択、鍼の刺し方・灸のすえ方など、それぞれに良いとされる方法で行います。
(公益社団法人 日本鍼灸師会のサイトより一部を引用)
うつ病は鍼灸治療で症状の緩和が見込めますので、気にかかることがありましたら、お気軽に「ご予約やお問い合わせ」ください。