子宮筋腫・子宮脱の症状
痛みやお身体の不調、違和感をかかえたまま、日常生活を送っていらっしゃいませんか?
子宮筋腫・子宮脱を治すために、いろいろ試していらっしゃいませんか?
子宮筋腫・子宮脱を緩和するために、当院は鍼灸治療を行っています。
当院では、症状をお聞きして「脈診」を行い、「鍼や灸」で施術します。 これまでの経験と脈診から得られた状態をもとに、患者様のお身体のためと、子宮筋腫・子宮脱の緩和を目指します。
当院の子宮筋腫・子宮脱の治療にご興味があれば、是非お読みください。
子宮筋腫・子宮脱とは
子宮筋腫の場合・・・生理痛が増強したり、月経量が多くなり、貧血になりやすいそうです。筋腫が大きくなると、月経時以外にも下腹部の痛みや重苦しさ、不正出血が生じ、腰痛や頻尿を伴うこともあるそうです。
子宮脱の場合・・・子宮が本来の位置よりも下がり、子宮の一部または全部が膣の外に出てしまう状態です。歩行時に重い物を持ったり、トイレでしゃがんだり、入浴時などに子宮が膣の外に出てきます。
子宮筋腫・子宮脱の原因
子宮筋腫の場合・・・女性ホルモンの影響を受けて大きくなることが知られており、女性ホルモンの分泌が盛んになる20代頃から発生しやすくなり、閉経を迎えて女性ホルモンの分泌が激減すると、徐々に小さくなっていくことが分っています。また、30才以降の女性に30~40%で見られる、ありふれた病気のようです。
子宮脱の場合・・・骨盤の底の筋肉(骨盤底筋群)や器官組織をつなぐ靱帯が協調して骨盤内の臓器を支えているが、出産や加齢・重い物を持ち上げる仕事や、長時間の立ち仕事・肥満や便秘など、骨盤内の臓器を支えることが出来なくなるようです。
子宮筋腫・子宮脱の緩和
子宮筋腫は症状があまりない(気付かない)ことがよくあるそうです。月経過多で貧血になる場合、検査を受けられてもよいのではないでしょうか。貧血には失う血量が多いので、食べ物で補ってください。アサリは酸素を運ぶヘモグロビンを作るのに必要なビタミンB12が豊富に含まれているそうです。また、枝豆も一緒に取るようにすると良いそうです。枝豆には、鉄の吸収をアップさせ、ヘモグロビンを作るのに必要な葉酸が豊富に含まれ、ビタミンCとたんぱく質も豊富に含まれているそうです。*枝豆は茹でると栄養素が流れ出るため、フライパン等で蒸し焼きにするのもお勧めです。
子宮脱には、風船を膨らませることにより、骨盤底筋が鍛えられます。日常の中で意識して陰部にキュッと力を入れるようにしてみましょう。
子宮筋腫・子宮脱への施術内容
当院の鍼灸治療は「脈診」に基づいて鍼と灸を使って施術を行います。
子宮筋腫・子宮脱を緩和するには、まずは問診・聞診をさせていただきます。舌診や脈診、経絡を使ってお身体の状態を調べて得た情報をもとに、子宮筋腫・子宮脱のための鍼や灸を施します。全身と局所の各治療があり、症状の度合いや患者様のお時間等のご都合で必要な鍼灸治療を見極めて施術します(全身と局所では治療にかかる時間の違いあり)。
小児向けも行いますので、お子様のご来院もご相談ください。
子宮筋腫・子宮脱の症状と鍼灸治療
<5.8cm×5.8cmの子宮筋腫>
[症状]
2年前5.8cm×5.8cmの子宮筋腫のある事が判った。
生理時の出血は特に気にならない。
ヘモグロビンは正常。
肩凝り・腰痛がある。
朝起きが悪く、身体がだるく、疲れやすい。
頻尿。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて子宮の状態を調べ、鍼とお灸で治療を進めました。
多忙な中で検査を受けられ、結果5.1cm×3.7cmと縮小しました。
更なる縮小と健康を願い、現在も月に2回程度で継続して鍼灸治療を行っています。
<子宮筋腫があり、生理出血が多い>
[症状]
手が痛む、冷える、手の甲がピリピリする等の症状で来院されました。
これらの症状は改善し、仕事上肩凝りがある為、続けて治療をしていると、子宮筋腫があり、生理出血が多いと伺い、加えて治療を行いました。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて、子宮筋腫の状態を調べ、治療を行いました。
子宮筋腫は、2008年12月 10cm、2009年1月 9cm、2009年12月 5cm となり、出血も少なくなり楽との事です。
<疲れたり、少し歩き過ぎると子宮が下がってくる>
[症状]
疲れたり、少し歩き過ぎると子宮が下がってくる。
検診では、リングを入れて固定するか、手術をするか等を検討する様に言われている。
冷え性で、痩せ型、色白。
朝起きが悪く、身体がだるい。
疲れやすく、頭痛があり、風邪をひきやすい。
20歳後半、卵巣水腫[らんそうすいしゅ]の為手術。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。
子宮脱は、中医学で ※痿症 [いしょう] に属し、痿症 [いしょう]とは、脳と対象となる部位等(この方の場合、痿症 [いしょう]の中枢 [ちゅうすう]と子宮を支える筋肉等)を調べて治療を進めました。
この方は、大変過敏な方なので、慎重に治療しました。
また、精神エネルギーを使い過ぎた為、いわゆる気虚[ききょ](気が少ない状態)を度々起こされ、子宮脱 [しきゅうだつ]に影響してしまいます。
継続して治療し、少しづつ子宮の下がりも少なくなり、6ヶ月毎の検診でも「今は下がっておらず、良い」との事でした。
2〜3回、治療が途中で中断されるが、お越しになる都度、子宮の状態は良く、下がりは回数・程度とも少ないとの事です。
しばらくお休みされておられましたが、軽いギックリ腰になり、またお越しになられました。
子宮脱 [しきゅうだつ]の事を伺うと、今は状態も良く、6ヶ月毎だった検診も1年毎になり、「良くもっているね」と先生に言われたそうです。
こちらで診ると、まだ反応がある為、継続して治療をしています。
※痿症 [いしょう]とは
「なえる」「無力」等の意味。
主な病名として、子宮脱 [しきゅうだつ]、筋 [きん]ジストロフィー、筋無力症 [きんむりょくしょう]、筋萎縮性側索硬化症 [きんいしゅくせいそくさくこうかしょう]、眼瞼下垂 [がんけんかすい]、多発性神経炎 [たはつせいしんけいえん]、脱肛 [だっこう]、脱腸 [だっちょう]、胃下垂 [いかすい]、静脈瘤[じょうみゃくりゅう]、動脈瘤 [どうみゃくりゅう]、骨痿 [こつい](骨が短くなる)等があります。
子宮筋腫・子宮脱のまとめ
子宮筋腫・子宮脱については、さまざまな要因があります。生活習慣、加齢、病気に由来するものなど…
子宮筋腫・子宮脱を緩和して快適な生活を取り戻すためには、早めの子宮筋腫・子宮脱の治療を行うことが大切です。
鍼灸治療は長い歴史があり、鍼灸の施術として「不定愁訴(なんとなく体調が悪い)」にあてはまる症状などは、鍼灸治療で緩和する可能性があります。
鍼灸院では、患者さんが来院されたら、まずは来院されるきっかけになった症状や部位、発症の原因や経過、その他にも色々なことをお聞きし、その後、脈診・腹診・舌診などの東洋医学的検査、さらに法的に可能な西洋医学的検査も実施します。それらから鍼灸の適応か否かの判断をし、病状や体質の診たてを行った後に、適切な経穴に鍼や灸を施します。
大まかに言うとこのような治療の流れがありますが、古来より日本の鍼灸治療には流派のようなものが様々にあり、それぞれの鍼灸師が学んできた流派の教えに則って東洋医学的な診たてを行います。また施術に関しても同様に、経穴の選択、鍼の刺し方・灸のすえ方など、それぞれに良いとされる方法で行います。
(公益社団法人 日本鍼灸師会のサイトより一部を引用)
子宮筋腫・子宮脱は鍼灸治療で症状の緩和が見込めますので、気にかかることがありましたら、お気軽に「ご予約やお問い合わせ」ください。