メニエール症候群・めまいの症状
痛みやお身体の不調、違和感をかかえたまま、日常生活を送っていらっしゃいませんか?
メニエール症候群・めまいを治すために、いろいろ試していらっしゃいませんか?
メニエール症候群・めまいを緩和するために、当院は鍼灸治療を行っています。
当院では、症状をお聞きして「脈診」を行い、「鍼や灸」で施術します。 これまでの経験と脈診から得られた状態をもとに、患者様のお身体のためと、メニエール症候群・めまいの緩和を目指します。
当院のメニエール症候群・めまいの治療にご興味があれば、是非お読みください。
メニエール症候群・めまいとは
立っていられないぐらいの激しいめまいがします。
回転性のめまいがします。
ふらつく、フワフワします。
頭を動かしたり、目を動かすと症状が強くなります。
メニエール症候群・めまいの原因
・メニエール病
内耳にリンパ液が過剰に溜まるリンパ液が、三半規管・蝸牛(内耳)に繋がるリンパ管によって排出されなくなり浮腫を起こします。
・良性発作性頭位めまい症
頭を動かしたとき、決まった頭の位置でめまいが起こる。メニエール病と違い難聴・耳鳴りはない。耳石が三半規管に入り込んで起こります。
・前庭神経炎
激しいめまいは一度で、治まってからのふらつき、頭が重いなどの症状が数ヶ月から半年以上続きます。
・その他
頭を上に下に横にと、動きを止めた角度で頸を通る頸動脈を圧迫し、脳の循環が悪くなって、クラッとするなどの症状もあります。
メニエール症候群・めまいの緩和
耳・頸周りのコリを起こさないようにしましょう。
覗き込むような姿勢は、頸・肩こりには良くないように思います。
また、めまい・耳の症状をお持ちの方は、天気の変化に影響されることが多いです。
気象病といわれ、内耳が過敏に働き、少しの気圧の変化でも必要以上に反応してしまうようです。
めまいも内耳が中心になることが多く、気候の影響を受けて症状が強くなるのでしょう。
そのような事があれば、病態がひどくなったのではなく、気圧の加減かと割り切って考えるようにしましょう。
メニエール症候群・めまいへの施術内容
当院の鍼灸治療は「脈診」に基づいて鍼と灸を使って施術を行います。
メニエール症候群・めまいを緩和するには、まずは問診・聞診をさせていただきます。舌診や脈診、経絡を使ってお身体の状態を調べて得た情報をもとに、メニエール症候群・めまいのための鍼や灸を施します。全身と局所の各治療があり、症状の度合いや患者様のお時間等のご都合で必要な鍼灸治療を見極めて施術します(全身と局所では治療にかかる時間の違いあり)。
小児向けも行いますので、お子様のご来院もご相談ください。
メニエール症候群・めまいの症状と鍼灸治療
<立っていられないほどのめまい>
[症状]
以前は立っていられないほどのめまいがした。
現在はふわふわした感じ。
首こり・肩こりが強く、左側の腰の痛みがある。
イライラする、眼が疲れる、朝起きがつらく身体がだるい。
疲れやすい、沢山食べられない。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて三半規管・内耳の状態を調べてはりとお灸で治療を行いました。
一週間後の第2診
ふわふわした感じは少し取れたようです。
首こり・肩こり・腰痛もあるため、はりとお灸で治療を継続して行いました。
治療を重ねる毎にめまいの状態も安定してこられました。
時には気疲れなどを起こした時には、めまいに軽く影響が出ることもありましたが、その都度対応してはりとお灸で治療を行いました。
<フワフワした感じのめまい、空腹時の胃痛>
[症状]
めまいがする。フワフワした感じがある。
肩こり・頸こりがあり、腰痛はない。
胃痛がよくあり、特に空腹時にある。
イライラする。やる気が出ない。舌がヒリヒリする。
朝起きがつらく、身体がだるい。疲れやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えてめまい・胃痛等を調べました。
めまいは、三半規管につながる神経の伝達が悪い様で、胃は入り口(噴門・ふんもん)と出口(幽門・ゆうもん)の両方に過敏な状態があるので、あわせて鍼とお灸で治療を行いました。
最初は1週間に1回、鍼とお灸で治療を行いました。
<突然めまいがして救急車で病院に運ばれる>
[症状]
突然めまいがして救急車で病院に運ばれる。
頭頚部MRI検査は異常なし。
メニエール病と診断される。
めまいがひどく、頭を動かすとグラグラする。
就職の内定も流れてしまい、なんとしても治したいと、発病して2ヶ月近くで当院を受診。
右肩こりが強く、セッカチになりやすく、疲れやすい。
腰痛があり、昼間の尿量が少ない。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて、めまいに関する所を調べ鍼とお灸で治療を進めました。
第5診では、三半規管の浮腫の反応が取れ、症状はかなり緩和されています。
以後、めまいの一層の強固を図る為、しばらく鍼灸治療を継続されています。(症状は緩和されても、まだ三半規管、前庭神経の異常反応が残っていた為)
その他の諸症状も緩和されました。
<頭がフラフラするメニエール症候群>
[症状]
2年前に肝臓癌の手術。
1年前よりメニエール症候群を患う。
頭がフラフラする等で色々治療するも、良くならない。
[治療]
全身的に経絡診断を行う。
2年前に肝臓癌を患った為、癌特有の基本的なくずれがありました。
訴えられていためまいは、右三半規管 [みぎさんはんきかん]に異常があり、併せて治療しました。
初回の治療が終り、ベットがら起き上がる時に「だいぶん良くなった」と言われ、5回で症状が消失しました。
<めまいがするが、脳外科では異常なし>
[症状]
1週間前からめまいがする。
脳外科では異常なし。
嘔吐・頸凝りがあり、三半規管の機能が下がっているのではないかとの事。
眼が疲れる。
乗り物酔いの様な感じがする。
腰痛がある。
イライラし、やる気が無く、身体がだるく、疲れやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えてめまいに関する事を調べました。
三半規管には、気虚(気が弱っている状態)が強く、水(浮腫)はなく、
気虚(気が弱っている状態)を中心に治療を進めました。
1週間に1度の第3診
気虚の状態は少々残るものの、症状は消失し、身体も調子が良いとの事です。
メニエール症候群・めまいのまとめ
メニエール症候群・めまいについては、さまざまな要因があります。生活習慣、加齢、病気に由来するものなど…
メニエール症候群・めまいを緩和して快適な生活を取り戻すためには、早めのメニエール症候群・めまいの治療を行うことが大切です。
鍼灸治療は長い歴史があり、鍼灸の施術として「不定愁訴(なんとなく体調が悪い)」にあてはまる症状などは、鍼灸治療で緩和する可能性があります。
鍼灸院では、患者さんが来院されたら、まずは来院されるきっかけになった症状や部位、発症の原因や経過、その他にも色々なことをお聞きし、その後、脈診・腹診・舌診などの東洋医学的検査、さらに法的に可能な西洋医学的検査も実施します。それらから鍼灸の適応か否かの判断をし、病状や体質の診たてを行った後に、適切な経穴に鍼や灸を施します。
大まかに言うとこのような治療の流れがありますが、古来より日本の鍼灸治療には流派のようなものが様々にあり、それぞれの鍼灸師が学んできた流派の教えに則って東洋医学的な診たてを行います。また施術に関しても同様に、経穴の選択、鍼の刺し方・灸のすえ方など、それぞれに良いとされる方法で行います。
(公益社団法人 日本鍼灸師会のサイトより一部を引用)
メニエール症候群・めまいは鍼灸治療で症状の緩和が見込めますので、気にかかることがありましたら、お気軽に「ご予約やお問い合わせ」ください。