股関節痛の症状
痛みやお身体の不調、違和感をかかえたまま、日常生活を送っていらっしゃいませんか?
股関節痛を治すために、いろいろ試していらっしゃいませんか?
股関節痛を緩和するために、当院は鍼灸治療を行っています。
当院では、症状をお聞きして「脈診」を行い、「鍼や灸」で施術します。 これまでの経験と脈診から得られた状態をもとに、患者様のお身体のためと、股関節痛の緩和を目指します。
当院の股関節痛の治療にご興味があれば、是非お読みください。
股関節痛とは
足の付け根が痛む。殿部が傷む。あぐらをかきにくい。左右で足の開く範囲が違う。
股関節痛の原因
股関節は単独で悪くなる場合もあるでしょうが、腰との関係や膝・足首との関係も、それぞれが影響し合っているように思います。
股関節痛の緩和
股関節(靱帯・腱)に負担がかからないように、股関節・足の筋肉を付けることが大切だと思います。
靴にも気を付けましょう。特に女性は、服によってかなり高さの違う靴を履かれると思います。高さの違いで、足・股関節にかかる負担が違い、かえって広範囲に傷めてしまう可能性があると思います。
股関節痛への施術内容
当院の鍼灸治療は「脈診」に基づいて鍼と灸を使って施術を行います。
股関節痛を緩和するには、まずは問診・聞診をさせていただきます。舌診や脈診、経絡を使ってお身体の状態を調べて得た情報をもとに、股関節痛のための鍼や灸を施します。全身と局所の各治療があり、症状の度合いや患者様のお時間等のご都合で必要な鍼灸治療を見極めて施術します(全身と局所では治療にかかる時間の違いあり)。
小児向けも行いますので、お子様のご来院もご相談ください。
股関節痛の症状と鍼灸治療
<左殿部から左大腿外側にかけての痛み>
[症状]
1ヶ月ぐらい前から、左殿部から左大腿外側にかけて痛みがあり、腰痛や膝も痛み、睡眠中も痛みで目が覚めるとのことです。
首こり・肩こりはない。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。
左殿部(股関節)から左大腿外側の痛みは、原因の一つとして風寒の外邪(冷えている状態)があると考え、はりとお灸で治療しました。
一週間毎の第4診
経絡診断で診ると風寒の外邪が除かれており、痛みもかなり楽になったそうです。
これならお孫さんのところへ遊びに行けると喜んでおられました。
<右臀部が痛む>
[症状]
5日前、頑張って草刈りをして、右臀部が痛む様になった。
左の腰痛も同時にある。
ずっと立っていると、右足の裏がシビれている。
8年前に、心筋梗塞の為ステントを2本入れている。
13年前、左膝の痛みで治療にお越しになっていた時には、腰痛はありませんでした。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて右臀部(右股関節)周辺の靱帯・筋肉等の緊張状態を調べました。
靱帯・筋肉はかなり強く緊張しているので、緩めるように鍼とお灸で治療をしました。
8日後の第2診では、右股関節周辺の靱帯・筋肉の筋肉は緩んでいる反応はありましたが、まだ強めでした。
更に7日後の第3診では、右股関節周辺の靱帯・筋肉の緊張状態はかなり緩んでいる反応があります。
更なる安定を目指し、鍼とお灸で治療しました。
2週間後の第4診では、右股関節周辺の靱帯・筋肉の緊張状態は前回よりも緩んでいる反応でした。
以後、2週間に1回の鍼とお灸の治療を継続されています。
<右の股関節を痛める>
[症状]
別の病気で何度か来院されておられる折、昨日右の股関節を痛めてしまったと言われました。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて右股関節の状態を調べました。
右股関に瘀血(おけつ:出血の様なもの)があり、周辺の靱帯や筋肉はかなり強く緊張している状態で「ギックリ腰の様な状態が右の股関節で起きている」と説明し、本来の鍼灸治療に加えて股関節の治療もしました。
6日後では、右股関節の状態は緩和されています。
以後も、本来の鍼灸治療を継続して行っております。
<急な右股関節の痛みで、特に動き始めが痛む>
[症状]
2週間ぐらい前から急に右股関節が痛みだした、特に動き始めが痛む。
眼精疲労、頚こり・肩こりがあり、時々頭痛もする、腰痛もある、
イライラし、下腹部が張って痛む、身体がだるく、疲れやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて右股関節周辺の靱帯や筋肉の状態を
調べました。
急に痛みが出る場合は冷えていることが多いのですが、この方の場合
冷えているわけでもなく、ギックリ股関節の様な極端な状態でもありま
せんでした。使い痛みのひどい様な感じだと説明させて頂き、右股関節
周辺の靱帯や筋肉の緊張が取れる様に治療させて頂きました。
約1ヶ月後の第3診
辛かった右股関節の痛みはほぼほぼ無くなり楽になっておられるとの事
です。ただ慢性的な頚こり・肩こり等は以前としてあり、また身体の為
にと現在も継続して治療を行っておられ、少しずつ諸症状も改善されて
おられます。
<左臀部、左股関節前側、腰の痛み>
[症状]
左臀部が痛む。
左股関節前側、腰にも痛みがある。
肩こりも強い。慢性胃炎もある。
イライラする、やる気が出ない、眼が疲れる。
朝起きがつらく、身体がだるい、疲れやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。
左股関節・腰の状態を調べると、左股関節・腰は循環が悪く、靱帯・筋肉の緊張が強くなっている様子です。
それらを改善するよう治療を行いました。
1週間に1回の治療を続けられた第4診では、靱帯・筋肉の緊張状態が改善されており、左股関節の状態にも回復が見られ、楽になっているとのことでした。
更なる強固を目指し、また腎炎の症状もあり、少しでもお役に立てればと継続して治療を行っております。
股関節痛のまとめ
股関節痛については、さまざまな要因があります。生活習慣、加齢、病気に由来するものなど…
股関節痛を緩和して快適な生活を取り戻すためには、早めの股関節痛の治療を行うことが大切です。
鍼灸治療は長い歴史があり、鍼灸の施術として「不定愁訴(なんとなく体調が悪い)」にあてはまる症状などは、鍼灸治療で緩和する可能性があります。
鍼灸院では、患者さんが来院されたら、まずは来院されるきっかけになった症状や部位、発症の原因や経過、その他にも色々なことをお聞きし、その後、脈診・腹診・舌診などの東洋医学的検査、さらに法的に可能な西洋医学的検査も実施します。それらから鍼灸の適応か否かの判断をし、病状や体質の診たてを行った後に、適切な経穴に鍼や灸を施します。
大まかに言うとこのような治療の流れがありますが、古来より日本の鍼灸治療には流派のようなものが様々にあり、それぞれの鍼灸師が学んできた流派の教えに則って東洋医学的な診たてを行います。また施術に関しても同様に、経穴の選択、鍼の刺し方・灸のすえ方など、それぞれに良いとされる方法で行います。
(公益社団法人 日本鍼灸師会のサイトより一部を引用)
股関節痛は鍼灸治療で症状の緩和が見込めますので、気にかかることがありましたら、お気軽に「ご予約やお問い合わせ」ください。