肩の痛み・五十肩の症状
痛みやお身体の不調、違和感をかかえたまま、日常生活を送っていらっしゃいませんか?
肩の痛み・五十肩を治すために、いろいろ試していらっしゃいませんか?
肩の痛み・五十肩を緩和するために、当院は鍼灸治療を行っています。
当院では、症状をお聞きして「脈診」を行い、「鍼や灸」で施術します。 これまでの経験と脈診から得られた状態をもとに、患者様のお身体のためと、肩の痛み・五十肩の緩和を目指します。
当院の肩の痛み・五十肩の治療にご興味があれば、是非お読みください。
肩の痛み・五十肩とは
40才過ぎた頃から腕が上がりにくく、また手が後ろに回せない。
夜寝ていても寝返りを打つたびに痛みで目が覚める。うずく。
特に夏の汗をかいた時では、服の脱ぎ着が難しく、痛くてうめいてしまう。
肩の痛み・五十肩の原因
肩周囲の靱帯が硬くなり、ひどく緊張した状態に加え、肩関節を包んでいる関節包が炎症を起こして縮み、癒着して肩を動かす範囲が狭くなり、腕が上がらなくなってしまいます。
肩の痛み・五十肩の緩和
痛いからと腕を動かさずにいると更に硬くなり、上腕の筋肉も弱ってしまい動かしにくくなってしまうため、肩を動かすことで固まった関節包が少しずつ破れて動きが良くなっていきます。
関節包は破れても再生するそうです。
*五十肩・・・痛みで腕が上がりません。
*腱板断裂(けんばんだんれつ)・・・腕が上がる途中で痛みます。引っかかるような痛み。人が手伝えば痛みがなく腕が上がる。
肩の痛み・五十肩への施術内容
当院の鍼灸治療は「脈診」に基づいて鍼と灸を使って施術を行います。
肩の痛み・五十肩を緩和するには、まずは問診・聞診をさせていただきます。舌診や脈診、経絡を使ってお身体の状態を調べて得た情報をもとに、肩の痛み・五十肩のための鍼や灸を施します。全身と局所の各治療があり、症状の度合いや患者様のお時間等のご都合で必要な鍼灸治療を見極めて施術します(全身と局所では治療にかかる時間の違いあり)。
小児向けも行いますので、お子様のご来院もご相談ください。
肩の痛み・五十肩の症状と鍼灸治療
<右肩関節(五十肩)の痛み>
[症状]
5ヶ月ぐらい前から右肩関節が痛む。
寝る前、寝ている時、痛みで目が覚める。
腰痛があり、手足・身体全体が冷える。
イライラする。
身体がだるく、疲れやすい。
便秘がある。
[治療]
全体的に経絡診断を行い、加えて右肩関節の状態を調べました。
右肩関節は、靱帯などが緊張し、関節包に炎症があり、可動域が狭くなっているようなので、鍼とお灸で治療を行いました。
1週間毎の治療での第3診では、右肩関節の靱帯などの緊張や、関節包の炎症もまだ残るものの、夜寝るときの痛みは緩和されたようです。
更なる安定をと継続して、鍼とお灸の治療を行いました。
<左肩が痛み、夜も痛みで目が覚める>
[症状]
3ヶ月前より左肩が痛む。夜も痛みで目が覚める。
服の脱ぎ着が痛くてつらい。
[治療]
経絡診断を行い、左肩関節・靱帯・筋肉などの状態を調べました。
左肩関節は硬くなり、靱帯・筋肉の緊張が強い状態でしたので、鍼とお灸で治療を行いました。
治療を重ねる毎に、左肩関節の状態は緩和され、1週間毎の間隔で10回程の治療を継続されました。
<ゴルフをして、右肩に激痛>
[症状]
半年前、久しぶりにゴルフをして、右肩に激痛が出た。
平素より、肩こり・頸こりがあるが、今は肩甲骨を中心に肩甲骨の内側や腕まで痛む。
肩甲骨周辺が硬くなり、服の脱ぎ着は勿論難しく、夜も痛みで何度も目が覚める。
イライラする。身体がだるく、疲れやすい。腰痛もある。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて右肩関節、周辺の靱帯・筋肉の緊張状態などを調べて鍼とお灸で治療を行いました。
1週間後の第2診では、右肩関節、靱帯・筋肉の状態は、ほんの少し緩和されているように見受けられます。
第3診から12日後の第5診では、前回よりも右肩関節、靱帯・筋肉の状態は緩和されているようで、更なる状態の維持をと継続して鍼灸治療を行っております。
<右肩が少しずつ痛み、今では右腕を動かすのもつらい>
[症状]
右の肩が2年ぐらい前より少しずつ痛む様になり、今では右腕を動かすのもつらい、
鎮痛薬を服用しても痛みはかなり強い、右腕をどうしたら楽なのかもわからない状態。
イライラする、眼が疲れる、身体がだるく、疲れやすい、糖尿病がある。
夜も痛みで目が覚め、睡眠不足になっている。
知人の紹介で来院されましたが、はりが非常に怖いとの事でした。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて右肩関節、周辺の腱・筋肉の状態を調べ治療を行いました。
初めてのはり灸治療でかなり不安そうにされておられました。
「今日の治療は、ここのはり灸治療がどの様なものか、そんなに怖い治療ではと分かってもらうために
しましょう」と告げ治療を行いました。
治療を終えられて
「はりを刺すという事を考えると嫌だけど、そんなに怖いものではなかった、良かった」と言われ帰られました。
4日後の第2診
右肩関節、周辺の腱・筋肉の緊張は多少は緩めんではいるものの、自覚症状はあまり変化はないとの事でした。
週に1,2度の治療を重ね右肩関節の可動域も広がり、腕がかなり上がる様になられ、夜も以前は痛みで8回ぐらい
目が覚めその都度トイレに行っていたが、1,2回目が覚める程度になっておられます。
腰痛やその他色々と同時に治療を行っていますので、腰痛も楽になられております。
以前は外に出かける気にもならなかった状態でしたが、積極的にお出かけになられる様になっておられます。
<数か月左肩関節の痛み>
[症状]
左肩関節が数か月痛む。
頸こり・肩こりもあり、腰痛も強い。
眼が疲れやすく、頭痛も時々ある。
朝起きがつらく、疲れやすい、身体がだるい、風邪をひきやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。
左肩関節には、いわゆる五十肩のような反応はなく、腱・筋肉の強い緊張状態があり、全身的な治療に加えた左肩関節周辺の治療も同時に進めました。
第4診
週1回での治療を行いました。左肩関節周辺の腱・筋肉の緊張状態は改善され、症状も消失しました。
以降も全身治療を継続して行っています。
肩の痛み・五十肩のまとめ
肩の痛み・五十肩については、さまざまな要因があります。生活習慣、加齢、病気に由来するものなど…
肩の痛み・五十肩を緩和して快適な生活を取り戻すためには、早めの肩の痛み・五十肩の治療を行うことが大切です。
鍼灸治療は長い歴史があり、鍼灸の施術として「不定愁訴(なんとなく体調が悪い)」にあてはまる症状などは、鍼灸治療で緩和する可能性があります。
鍼灸院では、患者さんが来院されたら、まずは来院されるきっかけになった症状や部位、発症の原因や経過、その他にも色々なことをお聞きし、その後、脈診・腹診・舌診などの東洋医学的検査、さらに法的に可能な西洋医学的検査も実施します。それらから鍼灸の適応か否かの判断をし、病状や体質の診たてを行った後に、適切な経穴に鍼や灸を施します。
大まかに言うとこのような治療の流れがありますが、古来より日本の鍼灸治療には流派のようなものが様々にあり、それぞれの鍼灸師が学んできた流派の教えに則って東洋医学的な診たてを行います。また施術に関しても同様に、経穴の選択、鍼の刺し方・灸のすえ方など、それぞれに良いとされる方法で行います。
(公益社団法人 日本鍼灸師会のサイトより一部を引用)
肩の痛み・五十肩は鍼灸治療で症状の緩和が見込めますので、気にかかることがありましたら、お気軽に「ご予約やお問い合わせ」ください。