顔面神経麻痺の症状
痛みやお身体の不調、違和感をかかえたまま、日常生活を送っていらっしゃいませんか?
顔面神経麻痺を治すために、いろいろ試していらっしゃいませんか?
顔面神経麻痺を緩和するために、当院は鍼灸治療を行っています。
当院では、症状をお聞きして「脈診」を行い、「鍼や灸」で施術します。 これまでの経験と脈診から得られた状態をもとに、患者様のお身体のためと、顔面神経麻痺の緩和を目指します。
当院の顔面神経麻痺の治療にご興味があれば、是非お読みください。
顔面神経麻痺とは
顔面神経が麻痺すると、麻痺を起こした側半分の運動(眼を閉じる・口を開く、閉じるなど)が出来なくなります。
味覚障害の出る場合もあります。
また、まれに眼球を動かす眼球神経が麻痺し、眼を動かすことが出来ないこともあります。
顔面神経麻痺の原因
顔面神経のウイルス感染やストレス、飛行機が上空から降りるときの気圧が影響することもあるようです。
車に乗って窓を開け、顔半分に風を受けた後で発症する場合もあります。
顔面神経麻痺の緩和
夏場は、特にバスや電車に乗るときに、お顔に冷房の冷たい風が当たらないようにしましょう。
冬場は、ネックウォーマーやマフラー等でお顔を冷やさないようにしてください。
マスクなども良いかもしれません。
動く範囲を少しでも広くする意識で、色々とお顔が動いているイメージを持って、動かすリハビリをしましょう。
顔面神経麻痺への施術内容
当院の鍼灸治療は「脈診」に基づいて鍼と灸を使って施術を行います。
顔面神経麻痺を緩和するには、まずは問診・聞診をさせていただきます。舌診や脈診、経絡を使ってお身体の状態を調べて得た情報をもとに、顔面神経麻痺のための鍼や灸を施します。全身と局所の各治療があり、症状の度合いや患者様のお時間等のご都合で必要な鍼灸治療を見極めて施術します(全身と局所では治療にかかる時間の違いあり)。
小児向けも行いますので、お子様のご来院もご相談ください。
顔面神経麻痺の症状と鍼灸治療
<右側の顔面が動かない>
[症状]
3月28日、突然右側の顔面が動かなくなった。
おでこにシワが寄らない、眼の周囲の動きが悪い、右側の口・頬が動かず、しゃべりづらく、食べ物が残るなど。
また、臭いや味も分らない状態。
首こり・肩こりが強く、腰痛もある。
足が痺れる。
疲れやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。加えて、右側の顔面神経の状態・嗅覚・味覚等を調べて、はりとお灸で治療しました。
一週間後の第2診
少し右側顔面神経の改善が診られ、動きも前回来院されたときよりは良いとのことです。
一週間毎の第5診
右側の顔面・おでこ・眼の動き・口元と、見た目には左右の差は分らなくなってきたようです。
嗅覚・味覚にも変化が出てきているそうです。
以後10日から2週間の間隔で鍼灸治療を行い、症状は緩和され、気持ちも楽になられたそうです。
<2年前右側顔面神経麻痺になった>
[症状]
2年前に右側顔面神経麻痺になった。
右側のおでこにシワ寄せが出来ない。
右眼から涙が出る。
うがいすると水が漏れ出る。
左右の肩関節・股関節が痛む。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。加えて、右側顔面神経の状態を調べ、はりとお灸で治療しました。
一週間毎の第3診
右側顔面神経に少しの改善が診られ、涙の出が少し減り、おでこへわずかにシワが寄るようになった。
仕事の都合で、1週間から20日間ぐらいに間を開けて、鍼灸治療を行いました。
右側顔面神経の状態も改善して、おでこのシワも左側と変わらなくなり、涙も出ず、うがいをしても水が漏れる事もなくなったそうです。
<顔面神経麻痺で右側の顔が動かない>
[症状]
右側の顔が動かない。
目も閉じれず、涙が出る。
おでこが動かないため、右側のおでこにシワが出ない。
口に力が入らず、水を飲んでも右側から漏れ出てしまう。
顔がゆがんでいる状態。
味覚も、右側1/3ぐらいが分からない。
以前から肩こり・頸こりもあるが、麻痺になってから非常に強い。
やや腰痛もある。
イライラする。
目が疲れる。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて右側の顔面神経の状態を調べました。
右側の顔面神経は、風寒の外邪(ふうかんのがいじゃ:ウイルス)の反応があり、まずは風寒の外邪を取り除くよう鍼とお灸で治療しました。
その後は、右側の顔面神経の伝達の悪い状態(弱さ)も強化するように鍼とお灸で治療しました。
<顔面神経麻痺で右側の顔が動かない>
[症状]
右側の顔が動かない。
目も閉じれず、涙が出る。
おでこが動かないため、右側のおでこにシワが出ない。
口に力が入らず、水を飲んでも右側から漏れ出てしまう。
顔がゆがんでいる状態。
味覚も、右側1/3ぐらいが分からない。
肩こり・頸こりも以前からあるが、麻痺になってから非常に強い。
やや腰痛もある。
イライラする。
目が疲れる。
[治療]
全身的に経絡診断を行い、加えて右側の顔面神経の状態を調べました。
右側の顔面神経は、風寒の外邪(ふうかんのがいじゃ:ウイルス)の反応があり、まずは風寒の外邪を取り除くよう鍼とお灸で治療しました。
8日後の第3診では、まだ風寒の外邪は残っている反応がありました。
第7診では、風寒の外邪の反応は消えていました。
右側の顔面神経の伝達の悪い状態(弱さ)を強化するように鍼とお灸で治療しました。
その後しばらくは週2回の鍼灸治療を継続して行いました。
その後は週1回の鍼灸治療を継続して行い、ずいぶん緩和されておりましたが、コロナ禍で治療を中断されました。
<右側の顔面神経麻痺>
[症状]
3ヶ月前、右側顔面神経麻痺になる。
肩こりが非常に強い。腰痛はない。
その他問診等をするも、他に悪いところはない。
[治療]
発病して2ヶ月以上が経過していましたが、右側の麻痺はかなり残っていました。(目は完全に閉じれず、口元からは水などが流れ出る状態です。)
全身的に経絡診断を行い、加えて右側の顔面神経の状態を調べました。
右側の顔面神経には、風寒の外邪(ウイルス等)の反応がありました。
まずは、この風寒の外邪の除去を目標に鍼とお灸で治療を行いました。
強い肩こりも、この風寒の外邪の影響によるものだと考えました。
3週間後の第7診では、風寒の外邪はすでに取れているようでしたが、右側顔面神経の弱った状態は残っている反応でした。
更なる緩和を目指して、鍼とお灸で治療を継続しました。
顔面神経麻痺のまとめ
顔面神経麻痺については、さまざまな要因があります。生活習慣、加齢、病気に由来するものなど…
顔面神経麻痺を緩和して快適な生活を取り戻すためには、早めの顔面神経麻痺の治療を行うことが大切です。
鍼灸治療は長い歴史があり、鍼灸の施術として「不定愁訴(なんとなく体調が悪い)」にあてはまる症状などは、鍼灸治療で緩和する可能性があります。
鍼灸院では、患者さんが来院されたら、まずは来院されるきっかけになった症状や部位、発症の原因や経過、その他にも色々なことをお聞きし、その後、脈診・腹診・舌診などの東洋医学的検査、さらに法的に可能な西洋医学的検査も実施します。それらから鍼灸の適応か否かの判断をし、病状や体質の診たてを行った後に、適切な経穴に鍼や灸を施します。
大まかに言うとこのような治療の流れがありますが、古来より日本の鍼灸治療には流派のようなものが様々にあり、それぞれの鍼灸師が学んできた流派の教えに則って東洋医学的な診たてを行います。また施術に関しても同様に、経穴の選択、鍼の刺し方・灸のすえ方など、それぞれに良いとされる方法で行います。
(公益社団法人 日本鍼灸師会のサイトより一部を引用)
顔面神経麻痺は鍼灸治療で症状の緩和が見込めますので、気にかかることがありましたら、お気軽に「ご予約やお問い合わせ」ください。