眼瞼痙攣の症状
痛みやお身体の不調、違和感をかかえたまま、日常生活を送っていらっしゃいませんか?
眼瞼痙攣を治すために、いろいろ試していらっしゃいませんか?
眼瞼痙攣を緩和するお手伝いとして、当院は鍼灸治療を行っています。
当院では、症状をお聞きして「脈診」を行い、「鍼灸」の施術をします。 これまでの経験と脈診から得られた状態をもとに、患者様のお身体のためと、眼瞼痙攣の症状の緩和を目指します。
当院の眼瞼痙攣の鍼灸治療にご興味があれば、是非お読みください。
眼瞼痙攣とは
眼瞼痙攣は、”まばたきの制御異常”・”開閉瞼の切り替えの故障”と据えると理解しやすいです。
まばたきや瞼の開閉を制御しているのは脳の神経回路ですから、症状としては目のあたりにありますが、中枢神経系の病気ということになります。
瞼のこうした運動障害に加えて、まぶしい・目の周辺が不快・痛い・目が乾く感じなどの感覚過敏があるのも特徴です。
治りにくい病気で、女性は男性の2.5倍も発症しています。
目が全く開けられないほど重症な例は少ないですが、見ただけでは分らないほどの軽症な例を含めると、日本には少なくとも30万~50万人以上の患者がいると推定されるそうです。
初期には、まぶしい・目が乾くなどのドライアイに似た症状が現れ、進行すると自分の意思で目を開けられなくなり、手を使って開けなければならなくなってしまう方もおられます。
眼瞼痙攣の原因とは
原因不明の本態性眼瞼痙攣・パーキンソン病などによるものの症候性眼瞼痙攣・抗うつ薬などの内服薬による薬剤性眼瞼痙攣に分類されるそうです。
脳から眼輪筋に伝わる神経回路に何らかの原因で異常があり、まぶしさを感じたり眼輪筋が緊張し、目が開けにくくなる運動異常(まばたきが制御できない)と考えられているそうです。
眼瞼痙攣は、放っておいて自然に治る病気ではありません。
症状が進行すると痙攣の回数が増し、瞼を開くことが困難になるそうです。
眼瞼痙攣の緩和方法
休息や睡眠をしっかり取るようにしましょう。
ビタミンB12が不足すると眼瞼の神経に異常が起こり、ピクピク動くことがあるそうです。
また、ビタミンB12には貧血予防やDNA生成の補助に有効とされるビタミンで、血液細胞の健康を守るのに必要とされています。
ビタミンB12が含まれている食材としては、魚介類・牛レバー・卵・牛乳などが挙げられます。
イライラ・緊張・興奮といった精神状態が、症状の悪化に影響するように思います。できる限りそのような状況は避け、どうしても無理なら他のことで気晴らしをしましょう。
また、台風・気圧・時期(特に春)の影響も受けてしまうことがあります。
このような場合、過ぎれば落ち着いてきますので、慌てないようにしましょう。
眼瞼痙攣への鍼灸の施術内容
当院の鍼灸治療は「脈診」に基づいて鍼と灸を使って施術を行います。
眼瞼痙攣を緩和するには、まずは問診・聞診をさせていただきます。舌診や脈診、経絡を使ってお身体の状態を調べて得た情報をもとに、眼瞼痙攣のための鍼灸を施します。全身と局所の各鍼灸治療があり、症状の度合いや患者様のお時間などのご都合で必要な鍼灸治療を見極めて施術します(全身と局所では鍼灸治療にかかる時間の違いあり)。
小児向けの鍼灸治療も行いますので、お子様のご来院もご相談ください。
眼瞼痙攣の症状と鍼灸治療
<眼瞼痙攣:2~3年前に眼瞼痙攣を発症>
[症状]
2~3年前から眼瞼痙攣を発症。
首こり・肩こりが強く、腰痛もある。
鼻炎・花粉症などのアレルギー症状が強く、昨年は喘息発作があった。
イライラする。
身体がだるく、疲れやすい。
下痢しやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。加えて、眼瞼の筋肉の緊張状態等を調べて、はりとお灸で治療を行いました。
1週間毎の第4診
最初は車を運転することも難しく感じていたが、少しずつ楽に運転できるようになり、首こり・肩こりも楽になっているようです。
現在も継続して鍼灸治療を行っています。
<眼瞼痙攣:眼が開かず、歩くのが難しい>
[症状]
昨年6月頃から眼が開きにくくなった。
今では口も勝手に動く。
ボトックスをしてもらったが、効果が無かった。
首が痛む。時々腰痛がある。
イライラし、不安感もある。
身体がだるく、疲れやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。加えて、眼瞼の筋肉の緊張状態等を調べて、はりとお灸で治療しました。
また、口元にも鍼をして治療しました。
<眼瞼痙攣:歩くとき眼が気になって>
[症状]
2022年12月ぐらいに眼瞼痙攣を発症。
ボトックスを6回する。
眼が開きにくく、首こり・肩こりが強く、夕方によく頭痛がする。
イライラし、不安感がある。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。加えて、眼瞼の筋肉の緊張状態等を調べ、はりとお灸で治療を行いました。
この方は刺激に対してすごく敏感なので、はりとお灸の刺激量も考慮しながら治療しました。
一週間毎の第3診
最近は歩くのも少し楽になってきて良いみたいと言われ、治療間隔を2週間に1回と伸ばし、鍼灸治療を継続されています。
<眼瞼痙攣:両眼が開けられない>
[症状]
2017年冬頃、眼瞼痙攣を自覚しだした。
日中は光が眩しくて、眼を常に細めている。
書類を見る際に、目を開けにくくなっている。
首こり・肩こりが強い。
頬に力が入る。
イライラしやすく、疲れやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。加えて、眼瞼の筋肉の緊張状態等を調べ、はりとお灸で治療を行いました。
更に、頬の筋肉も痙攣するので、加えてはりとお灸で治療しました。
1週間から10日毎の間隔で鍼灸治療を行い、次第に書類を見ることが楽になり、首こり・肩こり等も和らぎ楽に過ごせるようになられました。
<両眼の眼瞼(眉間辺り)がギューっと緊張>
[症状]
2・3年前から両眼の眼瞼(眉間辺り)がギューっと緊張する。車の運転等が辛い。
頸こり肩こりがあり、イライラする。花粉症・鼻炎があり、昨年は喘息も発症した。
腰痛もあり、むくみやすく、身体がだるい。疲れやすい。下痢しやすい。
[治療]
全身的に経絡診断を行いました。
眼の周りの筋肉が痙攣を起こしやすい状態と、眼の周囲の筋肉の緊張状態を調べ治療を進めました。
治療回数を重ねるごとに少しづつ眉間辺りのギューっとする感じも、眼の周囲の痙攣も弱くなり、回数も減ってきたそうです。車の運転も楽になられ、更なる安定を目指し、継続して治療を行っております。
眼瞼痙攣のまとめ
眼瞼痙攣については、さまざまな要因があります。生活習慣、加齢、病気に由来するものなど…
眼瞼痙攣の症状を緩和して快適な生活を取り戻すためには、早めの眼瞼痙攣の治療を行うことが大切です。
鍼灸治療は長い歴史があり、鍼灸の施術として「不定愁訴(なんとなく体調が悪い)」にあてはまる症状などは、鍼灸治療で症状が緩和する可能性があります。
鍼灸院では、患者さんが来院されたら、まずは来院されるきっかけになった症状や部位、発症の原因や経過、その他にも色々なことをお聞きし、その後、脈診・腹診・舌診などの東洋医学的検査、さらに法的に可能な西洋医学的検査も実施するケースが多いです。それらから鍼灸の適応か否かの判断をし、病状や体質の診たてを行った後に、適切な経穴に鍼灸を施します。
大まかに言うとこのような鍼灸治療の流れがありますが、古来より日本の鍼灸治療には流派のようなものが様々にあり、それぞれの鍼灸師が学んできた流派の教えに則って東洋医学的な診たてを行います。また施術に関しても同様に、経穴の選択、鍼の刺し方・灸のすえ方など、それぞれに良いとされる鍼灸方法で行います。
(公益社団法人 日本鍼灸師会のサイトより一部を引用)
眼瞼痙攣は鍼灸治療で症状の緩和が見込めますので、気にかかることがありましたら、お気軽に「ご予約やお問い合わせ」ください。